写真の必要性
チラシには、一色刷りや二色刷りのものとカラー印刷のものがあります。一色刷りのチラシとカラー印刷のチラシを比べると、見栄えがいいのはやはり写真の入ったカラー印刷のチラシだと思います。しかし、カラー印刷のチラシの方が効果があるというわけではありません。チラシの内容によっては、写真が必要ない場合もあります。
そもそも、人は文字からある程度想像できるようにできています。すなわち写真よりも文字の方が優れているということです。正しいチラシの作り方は、消費者に伝えたい事を文字で表現してその補足として写真を入れるという方法です。写真は、商品説明ではなくチラシの宣伝効果として活用します。
家具や宝石などの商品販売や設備が売りのホテルや高級レストランなどのチラシを作る場合は、写真があるととても効果的です。
しかし、お肉のチラシの場合はどうでしょうか? 写真からそのお肉が国産か輸入品かという判断はできません。これは野菜や魚のチラシも同じで、実際に売る本物の写真ではなくイメージ写真を利用しています。つまり、実物が消費者に伝わらないのです。消費者にしっかり伝えることができなければ、チラシの効果は得られないのではないでしょうか。
「百聞は一見にしかず」ということわざかあるように、チラシで特売を知った消費者がお店に行って現物を見てみればいいのです。写真はあえて必要ありません。まずは、消費者をひきつけるチラシの作り方を考えるべきです。
興味を引くようなキャッチコピーなどを工夫して、消費者が見て実際にお店に足を運んでくれるようなチラシ作りをしましょう。